6月17日から始まった6月議会が閉会日を迎えました。今回の議会では、新型コロナウイルス対策の予算が中心となり、国からの第二次補正予算と合わせて、1100億円を超える予算となりました。経済対策として中小企業への融資枠を広げ、融資限度額を引き上げて資金繰り支援をまず行います。商店街へは市町村が実施するプレミアム商品券への事業に対する支援を行い、地域活性化を支えます。
今回の新型コロナウイルス感染拡大で、冷え切ってしまった観光業界から悲鳴が聞こえていましたが、愛知県内の旅行活性化のために、旅行費用の2分の1(20000円以上で補助額10000円)の助成を行います。コロナで大きな影響を受けた企業や商店街などのダメージを最小限に抑えるとともに、経済を立て直すためにしっかりと対策に取り組んでいきます。
学校教育の現場においては、学習の遅れを取り戻すために非常勤講師の追加措置や、担任を補助する学習指導員の配置等を行う市町村支援への取り組みをはじめ、県立学校で導入が始まった民間オンライン授業を私立学校へも広げるため、利用料の助成を行うなど、学習の遅れを取り戻すための対策を取っています。これからの授業内容については、教育・スポーツ委員会で一般質問も行いました。
患者さんを積極的に受け入れる医療機関の病床確保や高度医療を目的とする設備への支援事業、感染リスクを抱える業務に従事する医療機関や社会福祉施設の職員に対する慰労金も交付されます。医療の最先端で頑張っている方々に敬意を表するとともに、しっかりと応援体制も整備していきます。新しい生活様式に頭を切り替え、感染予防対策に引き続き我々も取り組んでいかなければなりません。
議会の閉会式では、熊本県南部などを襲った集中豪雨でお亡くなりになった方々にお悔やみを申し上げると共に、行方不明の皆様の救出と被害を受けられた皆様へのお見舞い、併せて1日も早い復旧と復興を願って閉会のご挨拶としました。